映画に関係したパック・ツアーと云えば「映画やドラマの撮影地巡り」が定番であるが、そうじゃなくて撮影ができるパック・ツアーがあってもイイんじゃないかと思うのである。
例えば、オレは自主制作映画を作ったりするという高尚、ある意味、暇人なことをやっているわけだが、自主制作映画の困難と云えば、撮影地(ロケ地)なのである。
近所やよく知った場所で撮影をするのはさほど困難ではないが、例えば、「山奥にある村を舞台にした映画を作りたい」と激しく思ったとしても、どこで撮影すんの? ということになる。
もちろん、知人のツテを使いまくってなんとかするのも悪くないが、そこで教えてもらった村がイメージに合致するのかどうか、それは行ってみなきゃ皆目見当がつかない、というのでは効率的な撮影とは云い難い。
映画を撮るのを仕事にしているわけでもなく、時間が有り余っているわけでもない一般にとっては、ロケハンをするのは難しいし、希望に近い撮影地の確保は困難を伴う。
そこで、撮影地にまつわる面倒の一切合財をパックにした「撮影パック・ツアー」なるものがあれば実に嬉しいと思うのである。(テレビや商業映画等ではロケ周辺を専門に扱う業者がいるが、自主制作映画等は対象とされてない)
撮影パック・ツアーならではの中身をザックリと考えてみた。
<撮影場所と使用許可取得>
・山村、海辺の村、島、田舎町、都会
・体育館、学校、公園、民家、店舗
・海、川、山
・道路使用許可等
上記の確保ができれば撮影の幅は広がるし、それぞれの場所のイメージ画像等がパンフレットに掲載されていれば見込み違いのリスクも軽減される。
こうしたツアーは「映画撮影に全面協力する村」と云ったような「村興し」的な要素を生むし、その地を訪れる人が少ないなりに増えるわけだから、「過疎化対策」としての効果も期待できる。
また、映画が完成すれば、小品であるにせよ、その地のプロモーションにも繋がる。
NHK大河ドラマの誘致合戦や、スポーツ大会の誘致と比べると永続的な効果をも期待できるし、使われてない施設を有効利用することにも繋がり、ひいては、日本の映画産業を下支えするという効果だってなくはない。
客側のメリット
・イメージに合致した場所での撮影が簡単にできるようになる。
・面倒な部分がクリアされるので作品が作りやすくなる。旅行代理店側のメリット
・オリジナルのコンテンツとなる。
・先んじて始めれば、ノウハウ等で他社をリードできる。受入側のメリット
・無料でその地域をプロモーションしてもらえる。
・これといった観光資源のない地域でも(少ないにせよ)人を呼べる。
・村興しになる。(村じゃなくてもイイが、とりあえず興しになる。)
・費用等の負担がない。
・村の収入が増える。(村じゃなくてもイイが、とりあえず増える。)客側のデメリット
・お金がかかる。
・外での撮影は天候に左右されるが、スケジュールが決まっている。旅行代理店側のデメリット
・ノウハウがないので試行錯誤。受入側のデメリット
・撮影時はその場所が使えない。
・知らない人が来る(笑。
個人的にはあると嬉しいパック・ツアーだし、デジタルビデオカメラの普及に伴って動画を撮る人も増えるだろうから、全然成り立たない物ではないだろうと思う。(すごく成り立つ、とも考えられないが)。
*関連テーマLink*
・ブログで離島応援計画。
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書いたもののなかには、既存のものがあったりするかもしれないが、調べることを放棄し、みんなが知っててもオレは知らんかった! というスタンスで恐れることなく書く。
まとめると“与太話”だ。